杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

はじめまして

 皆様,はじめまして。

 赤石圭裕先生のもとで弁護修習をさせていただいている,司法修習生の久野雅貴と申します。

 弁護修習も早いもので1カ月が経過しましたが,弁護士の先生方や事務局の皆様のお心遣いのおかげで,充実した修習生活を過ごしております。赤石圭裕先生をはじめ,弁護士の先生方は,私の稚拙な質問に対して大変丁寧にご指導くださり,感謝に堪えません。また,事務局の皆様も親切な方ばかりで,恵まれた環境で修習生活が送れることを幸せに思います。1月に仙台駅へ降り立った頃はマフラーも手放せないほどの厳しい寒さでしたが,現在は暖かい春の陽気に包まれており,時の流れをとても早く感じております。

 さて,話は変わりますが,私は静岡県の中部に位置する島田市の出身です。今回はこの場を借りて,故郷の島田市の魅力をご紹介させていただきたいと思います。

 島田市は,雄大な大井川と広大な茶畑に囲まれた自然豊かな町です。江戸時代には東海道の宿場町として栄え,市内を流れる大井川には,「世界最長の木造歩道橋」としてギネスに認定された蓬莱橋があります。また,市内西部には日本一の広さを誇る牧之原大茶園があり,見渡す限りの茶畑と壮大な富士山を眺めることができます。私の実家も茶畑に近い場所にあり,毎年5月の収穫時期には新茶の爽やかな香りを楽しんでいました。
 島田市の最大の観光スポットといえば,大井川鐵道の蒸気機関車(SL)です。大井川鐵道は大井川沿いを走行する日本有数の山岳鉄道で,風光明媚な大井川の自然と蒸気機関車のレトロな雰囲気を味わうことができます。大井川鐵道には,周りを湖に囲まれた秘境駅「奥大井湖上駅」や,エメラルドグリーンの湖に架かる「寸又峡の夢の吊り橋」など,見所も満載です。また,大井川鉄道の沿線には,源泉かけ流しの天然温泉「川根温泉」があり,温泉につかりながら蒸気機関車を眺めることもできます。近年は,「きかんしゃトーマス」のトーマス号が走っており,行楽シーズンには家族連れで大変賑わっております。

 このように,島田市は魅力に溢れた大変素晴らしい町であり,私は島田市が大好きです。将来は,島田市をはじめ,静岡県の発展に貢献できるような仕事をしたいと考えております。そのためにも,弁護修習での経験を糧にして,良き法曹になれるよう,研鑽を積みたいと思います。これからも一日一日を大事にして修習に励みたいと思いますので,今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

 (司法修習生 久野雅貴)

餃子のおはなし

 先月のコラムで田村弁護士が極めてスケールの大きいお話しをされた後で恐縮ですが、今月は餃子のおはなしです。
 私は、ホルモン、ラーメン、餃子、お好み焼きなどが大好きで、遠方の旅行に行った際には必ずこれらのグルメのいずれか或いは複数を食べることにしています。中でも餃子については特に食べる頻度が高く、ご当地の餃子を食べるために当該地方を訪れることもあるほどです。
 2013年4月の本コラムでは、福島の飯坂温泉にある「照井」をご紹介しましたが、今回は、餃子の街・宇都宮の名店「正嗣」(まさし)をご紹介します。
 「正嗣」は、言わずとしれた宇都宮の名店です。今回は、とある3連休に、宮島にある本店を訪れました。できるだけ混雑を回避するために開店より数十分前にお店に並んだため、開店と同時に入店できましたが、開店時には既に70人くらいの行列ができていました。お店のキャパシティが15席程度であることを考えると、約5周分の待ち人数です。したがって、開店前の早めの時間に並ぶのが吉と思われます。
 正嗣のメニューは「焼」と「水」のみという、極めてシンプルなものです。ご飯やビールはありません。黙々と餃子だけを食すのです。値段は1皿6個入りで210円(税込み)です。通常の飲食店であれば1皿400円台でも珍しくないことからすると、相当な企業努力が窺えます。
 入店して10分ほどで、注文した餃子が出てきました。最もワクワクする瞬間です。

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 手前側が焼き餃子、奧側が水餃子です(なお、水餃子は酢及びラー油をかけた後のもの)。
 焼餃子ですが、丁度良いきつね色に焼き上がっていました。薄皮のため、焼き目がとてもパリッとしています。一口頬張ると、大量の肉汁がこぼれ落ちそうになります。ご注意あれ。餡は挽肉、白菜、ニラ、生姜などでしょうか。比較的野菜の比率が高く、非常にサッパリとした食感ですので、たくさん食べても胃がもたれることはありません。結局3皿をペロリと食しました。
 水餃子は打って変わって、モッチリツルンとした食感です。酢とラー油をかけて食しました。こちらも皮が薄めなので、たくさん食べても胃がもたれることはありません。こちらは1皿弱、食しました。
 これだけ食べても一人当たりのお会計は1000円弱。コストパフォーマンスは最高です。なかなか宇都宮に行く機会はありませんが、近いうちに必ず再訪したいですね。
 そして、この記事を書いていたら、正嗣の味が恋しくなりました。家に帰ったら通販で注文しよう。

 結論:美味しいものは値段に関係なく美味しい

(弁護士 赤石圭裕)