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杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

弁護士 佐藤 裕一

猫カフェを初体験してきました

10月最初の秋晴れの日曜日です。妻に誘われて、自転車に乗って青葉区小田原一丁目にある「猫カフェ音々猫」に遊びに行きました。音々猫とかいて「ねねねこ」と読みます。 最近こうした猫カフェがブームなのだそうです。仙台の街中にも何軒か開店していて、繁…

宮城県立こども病院のまほうの広場

宮城県立こども病院の倫理・治験委員会の外部委員を8年間務めていましたが、この3月いっぱいをもって退任することになりました。この病院は医師も医療スタッフも高いスキルと志を持って患者や家族と接していて、施設にも様々な配慮がなされていました。写真…

合格発表を迎えて2015-たおやかなコスモス

今年は9月8日が司法試験の発表でした。33年前の自分の時と同じように、ドキドキしながら教え子たちの午後4時の発表を迎えました。 合格した人、おめでとう。努力が報われましたね。藤間さん、大羽さん、中谷さん、大堀さん、横山さん、川路さん、加藤さ…

母校の桜めぐり~そして花より団子

今年の春の訪れは、杜の都仙台でも例年になく早いものでした。父の菩提寺である榴ヶ岡の徳泉寺で命日のお参りをした4月4日には、もう枝垂れ桜が満開でした。見事な枝振りです。 そして新学期を迎えた東北大学片平キャンパスのソメイヨシノの大木も4月11…

東京での国際シンポジウム

10月から11月にかけては様々な民事訴訟をめぐる協議会やシンポジウムが開催されます。第1弾は10月23日の仙台地裁との医療訴訟意見交換会でした。当事務所からも4人の弁護士が出席し、私的意見書や争点整理に関する貴重な意見交換ができました。 翌…

桜の木を巡り歩いて

今年は例年になく、たくさん桜を見る機会に恵まれました。 毎日裁判所へ向かうときに青葉山の方向を眺めるのですが、この季節はいたるところに桜色がさまざまなグラデュエーションで散りばめられており、普段気づかなかったところに、こんなにもたくさんの桜…

アルコールに強いタイプですから

毎年秋に弁護士会の健康診断があります。入会以来約30年間対がん協会の検診センターで受診しており、健康な生活を見直す良い機会になっています。今年も9月中旬に受診し、2週間位して結果通知書が届きました。毎年開けてみるときはドキドキなのですが、…

小さな愛すべきものたち~ミントとガーデニング~

弁護士の仕事はトラブルに囲まれた、いわばストレスの坩堝ですので、上手に気分転換をすることが必要です。お酒もその有用なツールです。ひと仕事終わり、家に帰って橫田屋の塩辛で一ノ蔵の冷酒を一杯やると、気持ちが「ふうっと」解放されるのを実感します…

阿部純二先生の叙勲

秋の叙勲で、当事務所の阿部純二先生が、瑞宝中綬章を受けられました。 純二先生は東北大学法学部を卒業後、すぐに司法試験に合格して裁判官になられましたが、法律学、中でも刑事法を探求したいという思いが強く、学者の道に転身されたとのことです。長らく…

「最高裁回想録」を読んで

一昨年まで最高裁判所判事を務められていた藤田宙靖先生が「最高裁回想録-学者判事の七年半」という本を出版されましたので、早速購入して読んでみました。藤田先生は東北大学法学部で平成14年まで行政法の教授を務め、私も学生時代に講義を受けた恩師で…

震災の法律相談Q&A第2版のご紹介

民事法研究会から「震災の法律相談Q&A第2版」という本が出版されました。 大阪の弁護士法人淀屋橋・山上合同が編集したものです。 同弁護士法人は、東京にも支店をもつ、関西圏有数の大事務所です。阪神・淡路大地震を経験していたことから、震災の法的…

Facebook始めました

東日本大震災からもう4か月あまりが経過しようとしています。あの凄まじい揺れが、ついこの前のことだった気がする一方、あれからもうずいぶん時間が経ったような気もしていて、時間の流れの感覚にも後遺症が生じているようです。 震災後に多くの知り合いの…

幸せの形

明けましておめでとうございます。私の回りでは昨年から若い人たちの結婚ラッシュが続いています。事務所の若手弁護士、担当した修習生、ロースクールの教え子の皆さんたちです。揃って二重の喜びに満ちた新年をお迎えのことでしょう。 昨年6月の結婚式でお…

1年の長さについて

昨日で6月が終わり、今日から7月に入りました。今年も半年が過ぎたことになります。ついこの前お正月を迎えたと思っていたのに、この時間の流れのもの凄い速さは何なのでしょうか。 以前こんな話を聞いたことがあります。「時間の流れはそれまでに生きてき…

けやき研究会のこと

「けやき研究会」という隣接業種の勉強会に入っています。弁護士4名、司法書士1名、税理士5名、公認会計士1名からなる11名の集まりで、何と設立以来20年間も継続して続けられているのです。みんな同年代で年齢が5歳の幅に納まっていること、年5回…

開票速報の夜

9月に入り、仙台は完全に秋模様です。昨日は最高気温が20度に達しませんでした。今年は本当に短い夏があっという間に過ぎ去ってしまいました。 8月31日は衆議院議員総選挙が施行されました。私はこの15年間余り仙台市宮城野区の選挙管理委員を務めて…

村上春樹のイスラエル文学賞受賞について

今年2月に作家の村上春樹がイスラエル文学賞を受賞しました。イスラエルとパレスチナの対立や戦闘状態は周知のことですので、村上春樹が本当に賞を受けるのかについて大きな関心が寄せられていました。それでも結局村上春樹は受賞を選択しました。「欠席し…

薩摩切り子

12月に入って忙しい毎日が続いています。何といっても12月は和解や示談が成立しやすいのです。もめ事や争い事をかかえて新しい年を迎えたくないという日本人特有のメンタリティが、解決に向けた大きなベクトルとなっています。それ故に和解に向けた詰め…

ぐるりのこと。

久方ぶりに映画を見に行ってきました。橋口亮輔監督の「ぐるりのこと。」、木村多江とリリー・フランキーが夫婦役で主演をした作品です。配役から想像できるように地味めの作品で、小さな映画館で上映されていました。僕はどちらかというと邦画派で、しかも…

完璧なダイエット

春は衣替えの季節です。春物への着替えは、暖かくなりつつある気候もあって、本来はウキウキするうれしい気持ちのはずです。しかしながら、馬齢を重ねた身ともなると、去年の背広が今年もちゃんと着ることが出来るのかということが大きな問題となり、実は恐…

VOCALIST

テレビの歌番組を見なくなって久しくなりました。くちずさみたい歌や心の琴線に触れるメロディーや歌詞に出会うことが少なくなってしまったからなのでしょうか。 通勤の車の中ではいつもCDを聴いています。今は竹内まりや、ドリカム、今井美樹のCDが順番…

風の盆への想い

8月は夏祭りの季節です。東北3大夏祭りといえば青森ねぶた、秋田竿灯、仙台七夕ということになりますが、今のところ仙台七夕しか見たことがありません。七夕は色とりどりのくす玉や吹き流しは綺麗なのですが、それを見上げて歩くだけで、お祭りに参加して…

裁判官のお言葉

7年ほど前、東京地裁刑事部の山室恵裁判官が、傷害致死罪で起訴された2人の少年に対して実刑判決を言い渡す際に、判決理由に続けて次のような説諭を行ったことが新聞等でも大きく取り上げられました。「唐突だが、君たちは、さだまさしの『償い』という歌…

教え子たちの添え書き

明けましておめでとうございます。2007年の始まりです。当事務所では昨年から阿部純二先生が客員弁護士として参画され、今年の秋には新人弁護士が加入する予定です。弁護士4名体制となり、ますます皆様の期待に応えるべく、迅速で密度の濃い弁護体制が…

定禅寺ジャズフェスティバル

今年も9月の9、10日の2日間に渡って定禅寺ジャズフェスティバルが開催されました。 このフェスティバルが終わると仙台に本格的な秋がやってきます。その意味では過ぎていく夏を惜しむかのように、街中に溢れるストリートジャズの熱気を市民が楽しむので…

あじさい寺を訪ねて

週末を利用して鎌倉を散策してきました。昨年のNHK大河ドラマも「義経」でしたし、いつも定期購読している雑誌サライでも近刊で鎌倉が特集されており、あじさいの季節に思い切って訪ねてみたのです。 前日までの雨が嘘のような好天に恵まれました。いくつ…

UCバークレー校訪問記

1月のこの欄にも書きましたが、3月の初めにカリフォルニア州立大学バークレー校の視察に訪れました。その際に思いがけず同校で講演する機会を得ましたのでご紹介いたします。 今回の訪問は、これまで日本には存在していなかった「ローヤリング」という科目…

なごり雪

この冬は格別に寒さが厳しく、雪も多い日々が続きましたが、さすがに3月の声が聞こえてくるに連れて、寒さの質が和らいでくるのが解ります。お昼もコートを着ないで食事に出て、帰りに公園の木々の芽のふくらみを見て春の近いことを実感したりします。夕方…

サンフランシスコへ

明けましておめでとうございます。2006年の始まりです。 一昨年から東北大学法科大学院で講義・演習を担当しており、弁護士と大学教員の二足のわらじを履いているのですが、お互いに相乗作用をもたらしてくれ、とても充実した生活を送ることができていま…

密なガッツポーズ

ここ10年間あまり、仙台市宮城野区の選挙管理委員会委員を務めています。毎月の委員会にはもちろん出席して議題を審議するのですが、具体的に選挙があれば、その開票にも立ち会うのが職務の1つなのです。今年は沢山の選挙がありました。衆議院の補欠選挙…

風の歌を聴け

去年のこのコーナーで浅田次郎の短編小説「うらぼんえ」のことを書きました。私が毎年夏のお盆の頃に読むことにしている本を紹介したのです。「あの文章を読んで、早速小説を読んでみました」という人もいてくれて、とてもうれしく思いました。 実はもう一つ…

広島で考えたこと

6月の下旬に県人事委員会の全国規模の研修会が開催され、広島市へ行って来ました。広島を訪れるのは初めてのことでした。空港バスで街へ入っていくと、幾つもの川が流れていて、橋が沢山架けられ、水に溢れた美しい街並みがひろがっていました。 前回のこの…

葉桜の日に

事務所のトップページに、執務室から見える白木蓮と咲き始めの桜の写真が掲載されていました。まさに春本番です。今年は格別寒さの厳しい冬でしたので、春の訪れに感じる喜びもひとしおのものがありました。春の空気に接して、自然と心が解放されるのが判り…

中尊寺再訪

2月のある週末に出張で気仙沼へ行ってきました。地元の大手建設会社が民事再生手続の申立を行い、私は裁判所から監督委員に選任されたためです。債権者説明会が開催され、私も出席してきたのですが、市民会館のホールが満杯になり、地域経済に対する影響力…

京都の新撰組

明けましておめでとうございます。2005年の始まりです。 大晦日の紅白歌合戦の後、「行く年、来る年」を見ていたら長野県や新潟県のお寺に続いて京都の清水寺からの実況中継がありました。大舞台にお参りの人がぎっしりと並ぶ中、雪が激しく舞っていて、…

台風一過

台風23号がようやく通り過ぎたばかりだというのに、またまた次の24号がやって来るのだそうです。23号は「トカゲ」という名前も異様でしたが、この25年間で最も大きな被害を日本列島にもたらしたようです。罹災された皆様には心からお見舞い申し上げ…

夏の終わりに

猛暑も一段落し、朝夕はめっきりと涼しい日が続くようになりました。事務所の前にある公園でも、夏空から降るような蝉時雨に代わって、スイスイと飛び交う赤トンボの姿が見られるようになってきました。「夏の終わり」という言葉には何かもの悲しい響きがあ…

ロイヤリングって何?

週末に名古屋へ行き、日弁連主催のロイヤリング研究会なるものに参加してきました。ロイヤリングというのは馴染みの薄い言葉ですが、私なりには「法律相談や交渉などを始めとして、紛争解決や権利実現のために必要な法律家としての実務的なスキルの養成を目…

良覚院丁庭園を眺めながら

裁判所や弁護士会館からの帰り道に事務所の近所を散策することがあります。こぢんまりとした馬上蠣崎神社にある白木蓮の大木はもう小さなつぼみをふくらませています。良覚院丁庭園やその脇の小さな公園に沢山ある桜の木はほんのりと赤みを帯び始めてきまし…