杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

京都の新撰組

 明けましておめでとうございます。2005年の始まりです。

 大晦日の紅白歌合戦の後、「行く年、来る年」を見ていたら長野県や新潟県のお寺に続いて京都の清水寺からの実況中継がありました。大舞台にお参りの人がぎっしりと並ぶ中、雪が激しく舞っていて、とても寒そうでした。昨年の11月末に清水さんへ行った時は紅葉の真っ盛りでしたのに。

 京都は何回行っても、その度に新しい発見のある奥の深い街です。去年は燃えるような紅葉も楽しみましたが、新撰組縁の土地も訪ねてみました。隊士が逗留した壬生の八木邸、前川邸跡、多くの隊士達が眠る光縁寺、隊士が遊んだとされる島原の角屋、輪違屋などです。八木邸に芹沢鴨が殺された時の鴨居の刀傷がそのまま残っているのには感動しました。

 忙しかった去年は、日曜の夕方で仕事を終えて、午後8時からの「新撰組」を見るのが一週間の大きな楽しみでした。大河ドラマをいつも見る習慣はないのですが、脚本家の三谷幸喜さんのファンでもあることから、見続けているうちにドラマの魅力にはまってしまったのです。一連の秀作の中でもとりわけ感慨深かったのは、山南敬助が前川邸で切腹した第33回放送の「友の死」です。山南に対して不本意ながらも切腹を命じて、処罰せざるを得なかった近藤勇と土方歳三が全て終わった後、思い切り泣き崩れるのですが、その時の二人の顔が新撰組の局長と副長ではなく、幼なじみの少年に戻ったようなぐじゃぐじゃな泣き顔だったことに驚き、とても感動しました。三谷さんは、「神は細部に宿る」という格言通り、ディテールにもとことん拘って素晴らしい幕末の青春群像を描いたと思います。

 来年の大河ドラマは「義経」です。マツケンサンバⅡで紅白歌合戦を席巻した松平健が弁慶なのだそうです。今度京都に行く際には五条大橋も見てこなければなりません。

     (弁護士 佐藤裕一)

広告を非表示にする