杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

完璧なダイエット

 春は衣替えの季節です。春物への着替えは、暖かくなりつつある気候もあって、本来はウキウキするうれしい気持ちのはずです。しかしながら、馬齢を重ねた身ともなると、去年の背広が今年もちゃんと着ることが出来るのかということが大きな問題となり、実は恐怖に満ちた季節なのです。マグロや数の子等の様々なつまみをたくさん食べたお正月を経て、送別会等の飲み会の多い年度末の3月はウエストも広がり、体重計に乗ることがとても不安な季節なのです。それ故に衣替えがとても心配なのです。

 そんな私を心配してくれた妻が、去年の秋からダイエットを試みてくれました。友人のU先生の奥様に教えて頂いた野菜スープ中心のレシピによるダイエットです。朝食と昼食は野菜スープ中心の食事になります。量も少なく辛い時もあるのですが、大きな救いなのは夕食が基本的には自由なことです。お酒も飲むことが出来るのです。大好きなワインも多少は(?)飲むことが出来るのです。元来意志の弱い私ですが、それ故に継続することが出来ているように思います。体重が減ってくると、それ自体がとても励みになり、普段はタクシーに乗る距離を頑張って歩いてみたりもしています。結果的に3ヶ月で4キロ減量することが出来ました。

 若い頃はそもそもダイエット等ということを全く他人事に考えていました。それが今は私自身が必死になって減量の努力をしているのです。年月の流れを感じざるを得ませんね。

 しかし体重が減ることは生活にとって喜ばしいことです。何といっても足取りが軽くなります。 顔も今流行(ちょっと古いか?)の小顔に少しずつ近づいているように思います。ついでに頭の回転も素早くなってくれれば良いですね。このようにして身体も減量して、心の面でも発想も若くすることで、本当の完璧なダイエットに近づくのではないかと思っています。

 (弁護士 佐藤裕一)