杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

けやき研究会のこと

 「けやき研究会」という隣接業種の勉強会に入っています。弁護士4名、司法書士1名、税理士5名、公認会計士1名からなる11名の集まりで、何と設立以来20年間も継続して続けられているのです。みんな同年代で年齢が5歳の幅に納まっていること、年5回(内1回は合宿)という無理のないスケジュールにしていること、元来研究熱心なこと等もありますが、これだけ長く続いている最大の理由はやはりメンバーが皆素晴らしい人たちであり、研究会で会い、議論し、その後の懇親会で一緒に酒を飲むのが実に楽しみだということにあるようです。

 1月にも今年第1回の例会がありました。申告納税制度をめぐるレポートについて喧喧諤諤の議論の後は恒例の新年会。賑やかに、かつ和やかに行われました。設立された20年前は年齢が30歳台前半から中ばにかけてであり、まだまだ若さに溢れていた頃でした。酒を飲むと華やかな話、艶っぽい話もあったように覚えています。それがいまやみんな50歳台です。「先日の検査で血糖値が高いといわれたので焼酎のお湯割りを薄めにね。」とか、「いやいや、先月受けた検査はもの凄かった。何とお尻に・・・。」とか、「最近飲んでいる漢方薬がとても効くんだよ。」といった具合に酒の席でも健康をめぐる話題で盛り上がるようになってしまいました。

 私も昨年来50肩に悩んでいることを話したところ、たちどころに対処法が次々に紹介されました。「漢方薬のAが良いと思うね。」「良い整骨院を知っているから紹介してあげる。」「1年くらいすると自然と治るのを待つしかないよ。」「毎朝の水泳を続けるのが一番。」様々な意見の中から、一番楽そうな温泉を選択することにしました。

 早速週末に遠刈田温泉の「温泉山荘だいこんの花」へ。妻が「杜の写真館」で紹介しているように(→詳しくはこちら。)自然の中でのんびりできる素晴らしい温泉旅館でした。何度も温泉に入って肩も少し楽になったようです。但し、食事があまりにも美味しすぎて、何キロ太ってしまったのか、怖くて体重計に乗れません。次回のけやき研究会では、ダイエットについてみんなの意見を聞かなければなりません。

 (弁護士 佐藤裕一)