杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

桜の木を巡り歩いて

 今年は例年になく、たくさん桜を見る機会に恵まれました。
 毎日裁判所へ向かうときに青葉山の方向を眺めるのですが、この季節はいたるところに桜色がさまざまなグラデュエーションで散りばめられており、普段気づかなかったところに、こんなにもたくさんの桜の木があったのだと驚かされます。日本人にとって桜は特別な花なのですね。
 初めは片平キャンパスの咲き始めの桜です。ここは古木が多いので、枝振りが素晴らしいのです。法科大学院の講義棟やウェスティンホテルを背景にして、空の雲の流れとのコントラストが思いの外上手く撮影できました。

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 次は宮城野区苦竹にある陸上自衛隊仙台駐屯地の桜祭りに伺ったときの写真です。広い敷地に桜の木が750本もあるのです。大砲と桜というのも実に面白い組み合わせです。駐屯地は、この桜祭りと花火の夏祭りの年2回、一般開放されています。

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 ゴールデンウィーク後半は雫石のコテージに宿泊しました。早朝に15分ほど歩いて小岩井農場の一本桜に向かいました。7年ほど前のNHKの朝連続ドラマの舞台のひとつとして紹介されて、有名になったものです。この日は残念ながら岩手山が顔を出してくれなかったのですが、雄大な農場に屹立する一本桜にはもの凄いオーラを感じました。

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 角館も桜の名所です。桧木内川沿いのソメイヨシノ並木は既に葉桜になっていましたが、青柳家を中心とした武家屋敷通りの枝垂れ桜はご覧の通り見頃でした。それにしても角館は桜の似合う風情のある町ですね。ミントも連れて町なかをのんびりと散策しました。

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 最後は田沢湖畔の桜、対岸には秋田駒ケ岳が望めます。この辺りは雪解水が冷たいので、開花が遅れるのだそうです。

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 この春は、たっぷりと桜を楽しませていただきました。
(弁護士 佐藤裕一)