杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

東京での国際シンポジウム

 10月から11月にかけては様々な民事訴訟をめぐる協議会やシンポジウムが開催されます。第1弾は10月23日の仙台地裁との医療訴訟意見交換会でした。当事務所からも4人の弁護士が出席し、私的意見書や争点整理に関する貴重な意見交換ができました。

 翌日は東京の日弁連クレオで、朝早くから、科学的知見を裁判にどのように取り入れるのかをテーマとした国際シンポジウムが開催されました。そこで、前日夜のうちに東京入り。せっかくの東京の夜ですので、居酒屋放浪記の吉田類さんご推薦の江東区森下にある居酒屋「山利喜」へ。大きな赤提灯が見るからに食欲をそそりますね。このお店の名物は何といっても「タマゴ入りモツ煮込み」。フレンチ出身のシェフだけあって、赤ワインをたっぷり使ったソースが味を引き立てています。モツ煮込みなのにガーリックトーストがぴったりと合うのです。お酒はワインと迷いましたが、静岡の銘酒「磯自慢」にしました。

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  宿泊先は丸の内ホテルでしたので、早起きして、東京駅を眺め、日弁連クレオへ。オーストラリアのニュースサウスウェールズ州土地環境裁判所長官のプレストン判事の講演を中心としたパネルディスカッションでしたので、同時通訳のためのイヤフォンが用意されています。東北大学法科大学院でご一緒の森田果先生もお見えになりましたが、受付で「僕はイヤフォン要りません」ですって。かっこいいですね、1度でいいからそんな科白言ってみたいものです。でも、会場には医学者、科学者も多く、イヤフォンを使用していない姿が結構多く見られました、グローバルですね。当事務所からは伊藤敬文弁護士と私がイヤフォン使用で参加しましたが、医療訴訟に参考になる情報をたくさん仕入れることができ、有益な国際シンポでした。

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 シンポの後は、東京に来ると条件反射のように足が向いてしまう東銀座のナイルレストランへ。このお店ではメニューはあることはあるのですが、客に供されることはほとんどなく、椅子に座るとインド人の叔父さんから「ムルギーランチでいいのね」と言われます。ほとんど全ての客がそう言われ、ほとんどの客がムルギーランチを注文しています。私もお勧めに逆らうことなく、ムルギーランチを注文。鶏のモモ肉、マッシュポテト、茹でキャベツが添えられたインド風カレーで、これがまた、くせになる美味しさなのです。  

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 1泊2日でしたが、久しぶりの東京を満喫しました。

(弁護士 佐藤裕一)