杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

ゴールデンウィークの知床旅行

 前回のエッセイでも触れましたが、私は旅行が趣味です。昨年のゴールデンウィークは北海道に旅行に行ってきたのですが、今回のエッセイでは、旅行の中で一番印象深かった知床(世界自然遺産)のことについて触れていきたいと思います。

 知床は羅臼(ラウス)側とウトロ側に分かれていますが、まずはバスで羅臼に向かいました。当初は羅臼では宿泊せずに当日中にウトロに向かうつもりだったのですが、ここでハプニングが。なんと、羅臼とウトロを結ぶ知床峠が凍結のため通行止めになっていたのです。仕方がないので、急遽羅臼にて一泊することとしました。翌日、今日こそは通行止めが解除されているだろうと思いきや、なんと今度は積雪で峠が通行止めとのこと。迷った結果、一旦60km程離れた中標津町までバスで引き返し、中標津でレンタカーを借りてウトロに向かうより他ないとの結論に至りました(羅臼にはレンタカーを借りられるところがないのです)。上記作戦を決行した結果、何とか当日夕方にはウトロに辿り着くことが出来ました。峠を通れば20km足らずの道のりだったのですが、結果的には150km程度迂回する羽目になりました。

 ちなみに、羅臼で食べたカニラーメンの見た目が豪快だったので、写真を載せておきます。

    カニラーメン f:id:morikyodo_lawoffice:20150125205211j:plain

 ウトロではクルーザーに乗ってきました。クルーズのコースはいくつかあったのですが,当日は一番端の知床岬まで行けるコースの運行がなかったため、知床岬の手前で引き返すコースを選びました。天気が良かったこともあり、どうせ見るなら知床岬まで行きたいと思っていただけに残念です。クルーザーからは肉眼で野生のヒグマと小ジカが一緒にいるのを確認できました。ヒグマは小ジカに手を出さずこともなくぼーっと佇んでいたのですが、何ともシュールな光景です。ヒグマは必ずしも毎回見られるわけではないようなので、今回見られたのは幸運でした。

 その後も車でいろいろまわったのですが、岩尾別温泉の露天風呂が特に印象的でした。同温泉の敷地内には原生林に囲まれた無料の混浴露天風呂があり、外から立ち入れるようになっているのですが、露天風呂には普通に男性が裸で入浴しており、場合によっては目のやり場に困ります。

 ウトロの道路では、シカが普通に道路脇を歩いていました。きちんと徐行運転しないと轢きかねないので危険です。なお、下の写真はきちんと停車してから撮影したものです。

  シカ  f:id:morikyodo_lawoffice:20150125205243j:plain

 今回の旅はハプニングに見舞われつつも、さすが世界自然遺産の知床!と思わせる素晴らしいものとなりました。ただ、万全の体制で知床旅行をしたいのであれば、6月以降の旅行が無難かもしれませんね。

(弁護士 赤石 圭裕)