杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

熱中症

 仙台も7月26日に梅雨が明け、夏本番ということでここ数日暑い日が続いています。28日には今年最高の暑さとなり、丸森町では36.3度に達したということです。こうなると気をつけなければいけないのは熱中症です。

 もっとも、私が小さい頃は「日射病」という言葉はよく聞きましたが、「熱中症」というのは聞いた記憶がありません。インターネット等で調べてみると、熱中症とは、高温環境下で体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称なのだそうです。症状と重症度から様々のようですが、熱痙攣(筋肉のこむらがえりなど)、熱失神(立ちくらみなど)、熱疲労(全身の倦怠感や脱力、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢など)、熱射病などに分類されています。私が小さい頃に聞いた「日射病」は熱射病と同じか、あるいは同じ機序で起こる、熱中症に含まれる病態のようです。

 既にこの夏も、亡くなったり重体となったりといったニュースをよく聞くようになりました。特に小児や高齢者は注意が必要です。私も体力には比較的自信がありますが、今日(29日)炎天下でサッカーをしたら、さすがに堪えました。熱痙攣にならないよう、こまめな水分・塩分の補給を心がけたいところです。

 (弁護士 伊藤敬文)