杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

剣道はじめました

 定期的にサッカーの話題を書いていますが、私は高校卒業までは剣道をしていました。私の父が秋田県内の高校で剣道を教えていたこともあり、兄達が道場で剣道を習い始めました。そのとき私はまだ3歳で、母親に連れられて道場に行って遊んでいたのですが、両親曰く落ち着きのない子だった私をみきれなくなり、私にも剣道を始めさせたそうです。それから約15年間ずっと剣道をしていました。
 剣道は夏暑く、冬寒い(足が冷たい)(そしてくさい)という特徴があり、基本的に好きではありませんでした。小学生の時は、道場に行ったと嘘をついて遅くまで友達とサッカーなどをして帰り、半年間親をだまし続けたこともあります。中学・高校でも部活が嫌だ嫌だと言いつつ結局6年間続けてしまいました。当時は剣道自体を楽しいと思った記憶はありませんが、その時に苦楽ならぬ苦をともにした仲間は今でも言いたいことを言い合える数少ない友です。
 そんな苦しくて仕方のない剣道ですが、離れてみると何故だかやりたくなるもので(本当に不思議です)、このたび再開しました。HPの自己紹介に剣道を再開したい旨書いてからはや5年?くらい過ぎてしまいましたが、近くの公民館でやっているところに参加させて頂きました。久々に稽古をして、そういえば稽古が終わって面をとり黙想をするときは気持ちよかったなあと思い出しました。これに加えて、稽古後のビールはこの世のものとは思えない旨さでした。これからの時期は専らそれ(後者)を楽しみに稽古に通う日々になりそうです。
(弁護士 伊藤敬文)