杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

全国法曹サッカー静岡大会

 今年も恒例の法曹サッカー大会が11月のはじめに行われました。東北連合チームは今年で6回目の出場です。今年は静岡での開催ということで、私にとっては初めての静岡滞在になりました。

 この大会では基本的に初日の朝から試合が組まれるので、前日入りして作戦会議をするのが恒例となっています。過去2大会が札幌、福岡ということで、おいしいものが沢山あるところでの開催だったこともあり、最近ではサッカーよりもご当地のうまいものがメインになっている感もあったりします。そんなわけで今年も一期上の先輩弁護士と2人で7時頃には静岡に到着し、夜の街へ繰り出しました。当日は大道芸ワールドカップなるものが開催されており、新幹線の中で探したお店は予約で一杯だったため、適当に静岡のものが食べられそうな居酒屋へ。お店の人に静岡のオススメを聞いてみたところ、この時期なら「生しらす」と「桜エビ」だそうで、それらの刺身とかき揚げを注文しました。食べるのに夢中で残念ながら写真はありませんが、とても美味で日本酒が欲しくなりました。静岡のお酒というと「磯自慢」や「初亀」などは仙台でも見かけますが、せっかくなのであまり見ない「志太泉(しだいずみ)」を注文しました。これがまたおいしくて注文が止まりません。札幌大会のときに大会一日目なのに二日酔いという失態を演じてしまったので、今年はチェイサー(水)を飲みつつではあるものの、他のお酒を含めて2合とっくりをいくつ頼んだか覚えていません。その後、別のお店でチーム全体の作戦会議が始まりまして、そこでは黒はんぺんと鰹節が特徴の「静岡おでん」を頼んで、早くも静岡を満喫してしまいました。

 さて、大会の方はというと、草薙総合運動場というJリーグの試合も行われる(?)天然芝の素晴らしい環境で行われました。我らが東北連合の相手は初対戦の横浜2チーム。初戦の勝敗で半分より上か下かが決まってしまうので、絶対に負けられない戦いがそこにはあるのです。前半は押し気味にゲームを進めたものの0-0で折り返し、後半に入って(私の)ドリブル突破からのゴールで先制しこれは勝ったと思いました。が、それも束の間、立て続けに2点取られて逆転負けしました。やはりチームの中心的センターバックの不在は大きかったようです。その後は2勝1敗1分けという結果で、過去最低の18チーム中16位に沈みました。初戦負けるともう下半分ということで、新しいフォーメーションも試しつつ全員出場という方針で、今までとは少し違うけれどそれはそれで楽しい大会になりました。なお、さすが静岡、懇親会のゲストに元日本代表DFの齊藤俊秀さんが来ており、ビデオメッセージにはゴン中山さんと清水エスパルスのエース大前元紀選手らが出演されていました。

 来年はこの法曹サッカー全国大会、仙台(松島フットボールセンター)での開催が決まりました。今から実行委員会を立ち上げて色々と準備しなければなりません。もはやメインとなったご当地うまいものが楽しめないのは残念ですが、これまで楽しませて頂いた分をお返しできるような良い大会にできればと思います。

(弁護士 伊藤敬文)