杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

全国法曹サッカー東京大会

 10月9日(日)・10日(月)の2日間にわたり、今年も恒例の全国法曹サッカー大会が開催された。今回は東京が主催であったが、場所が確保できないということで、新潟市からほど近い北蒲原郡聖籠町にある「新潟聖籠スポーツセンター アルビレッジ」にて行われた。前日の8日が土曜で3連休ということもあり、今回は家族を連れて車で新潟まで行くこととし、8日は山形との県境の新潟県岩船郡関川村にある高瀬温泉に宿をとり、英気を養っていざ会場へ。
 アルビレッジはJ1のアルビレックス新潟の練習場である。天然芝4面、人工芝2面のピッチを有する立派な施設で、試合時間も十分に確保できることから、全国から19チーム、東北連合も昨年に続き2チームでの参加となった。私はまだAチームでの参加である。昨年私のところで弁護修習した渡辺弁護士も加入した。東北連合A(以下「ウチ」という。)は予選リーグで神戸A、東京B及び大阪Bとの対戦となった(各25分一本)。
 初戦は大阪B。昨年11位とウチ(13位)よりも上位の成績を残しているものの、その後の神戸A(4位)、東京B(5位)との対戦を考えると、是非とも勝ちたい相手である。終始押し気味にゲームを進め、チャンスも多数作るものの、結局1点も取れず0-0で引き分け。暗雲が立ちこめてくる。
 第2戦は神戸A。これまで何度も対戦し勝ったり負けたりしている好敵手的存在(一方的)である。お互いのストロングポイントも分かっているため、ゲームは膠着状態。そんな中、ウチのGKが味方のバックパスをまさかのキャッチ、ペナルティエリア内での神戸Aの間接フリーキックとなる。大ピンチである。もっとも、実はゴールに近すぎるのも難しいところがあり壁にあたって失点は免れる。その後相手の右SBからGKへの中途半端なバックパスをウチの10番がインターセプトし、ゴール左隅に落ち着いて決め先制、そのままこれを守り切り勝ち点3を手に入れる。
 第3戦は東京B。Bとは言いつつ、人材豊富な東京には基本的に下手な人はいない。FWには2~3年前の大会を席捲した若人もおり気が抜けないが、そこは渡辺弁護士も右SBを務めるDFラインが見事なラインコントロールオフサイドをとる。それでも何度か上記若人に決定的チャンスを作られるが、そこはウチのGKが体を投げ出して防ぐ。神戸A戦での上記考えられないミスは帳消しである。引き分けやむなしかと思ったところで、またしてもウチの10番が左サイドからのグラウンダーのパスを神がかり的なトラップ、ワンタッチで相手DFを置き去りにし、ゴール右隅へ決める。程なく試合終了のホイッスルが鳴り、予選リーグの1位通過が決まった。過去最高の4位以上確定である。
 夜は新発田市月岡温泉へ。硫黄が比較的強い良いお湯に子どもを連れて2度入浴、翌日の筋肉痛は必至である。懇親会にはゲストでアルビレックス新潟の社長が来られていた。各チームの代表が登壇して挨拶をするのだが、弁護士は話したがりが多いことを毎年実感する場となっている。私は妻と子どもたちを先に寝かせて二次会へ・・・。
 大会2日目、遅くならないうちに寝たはずが二日酔いで頭が痛い。さらに元々ギリギリの人数で戦っていたところ、2人が肉離れと打撲で離脱し、1人が帰宅するなど、交代が1人しかいない状況となった。追い打ちをかけるように過去最長の25分ハーフで試合が組まれており、その後は大阪Aとの準決勝、京都Aとの3位決定戦いずれも力なく0-2で破れ、4位で大会を終えることとなった。なお、東北連合Bは初の勝ち点1(引き分け)を獲得するも、2日目には骨折者も出てしまい、最下位であった。
 今大会は主力CBが2枚欠けた苦しい状況の中、過去最高の結果を残すことができた。しかし2日目に対戦した2チームは、いずれもチームとしての約束事が決まっていると感じられた。反省点は練習不足による攻めの形のなさ(と懇親会での飲み過ぎ)である。来年の広島大会に向けてはもっとチームとしての練習を行い(懇親会でも飲み過ぎず)、さらに上位を目指して頑張りたい。

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(弁護士 伊藤敬文)