杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

餃子のおはなし

 先月のコラムで田村弁護士が極めてスケールの大きいお話しをされた後で恐縮ですが、今月は餃子のおはなしです。
 私は、ホルモン、ラーメン、餃子、お好み焼きなどが大好きで、遠方の旅行に行った際には必ずこれらのグルメのいずれか或いは複数を食べることにしています。中でも餃子については特に食べる頻度が高く、ご当地の餃子を食べるために当該地方を訪れることもあるほどです。
 2013年4月の本コラムでは、福島の飯坂温泉にある「照井」をご紹介しましたが、今回は、餃子の街・宇都宮の名店「正嗣」(まさし)をご紹介します。
 「正嗣」は、言わずとしれた宇都宮の名店です。今回は、とある3連休に、宮島にある本店を訪れました。できるだけ混雑を回避するために開店より数十分前にお店に並んだため、開店と同時に入店できましたが、開店時には既に70人くらいの行列ができていました。お店のキャパシティが15席程度であることを考えると、約5周分の待ち人数です。したがって、開店前の早めの時間に並ぶのが吉と思われます。
 正嗣のメニューは「焼」と「水」のみという、極めてシンプルなものです。ご飯やビールはありません。黙々と餃子だけを食すのです。値段は1皿6個入りで210円(税込み)です。通常の飲食店であれば1皿400円台でも珍しくないことからすると、相当な企業努力が窺えます。
 入店して10分ほどで、注文した餃子が出てきました。最もワクワクする瞬間です。

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 手前側が焼き餃子、奧側が水餃子です(なお、水餃子は酢及びラー油をかけた後のもの)。
 焼餃子ですが、丁度良いきつね色に焼き上がっていました。薄皮のため、焼き目がとてもパリッとしています。一口頬張ると、大量の肉汁がこぼれ落ちそうになります。ご注意あれ。餡は挽肉、白菜、ニラ、生姜などでしょうか。比較的野菜の比率が高く、非常にサッパリとした食感ですので、たくさん食べても胃がもたれることはありません。結局3皿をペロリと食しました。
 水餃子は打って変わって、モッチリツルンとした食感です。酢とラー油をかけて食しました。こちらも皮が薄めなので、たくさん食べても胃がもたれることはありません。こちらは1皿弱、食しました。
 これだけ食べても一人当たりのお会計は1000円弱。コストパフォーマンスは最高です。なかなか宇都宮に行く機会はありませんが、近いうちに必ず再訪したいですね。
 そして、この記事を書いていたら、正嗣の味が恋しくなりました。家に帰ったら通販で注文しよう。

 結論:美味しいものは値段に関係なく美味しい

(弁護士 赤石圭裕)