杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

家庭菜園

 数年前に自宅の裏に小さな家庭菜園のスペースを作りました。特に植物を育てるのが好きというわけでもありませんが、せっかくなので、シーズン毎にいくつか育てるのが簡単な野菜を育てています。
 一昨年はミニトマト、キュウリ、ゴーヤ、オクラ、ピーマン及びナスを作りました。ミニトマト、キュウリ及びゴーヤは食べきれないくらい収穫できましたが、オクラは硬いのが2つ(収穫が遅れたようです)獲れただけでした。昨年はジャガイモ、ルッコラ及び小カブを作りました。ジャガイモとルッコラは満足の収穫でしたが、小カブは本当に小さなカブになってしまいました。中々難しいものですね。
 とはいえ、獲れた野菜は、収穫したてだからなのか、あるいは自分が育てたという思いからなのか、とても美味しく感じます。子供たち(特に上の子)は、私の小さい頃に似て偏食で野菜は殆ど食べませんが、収穫したジャガイモはこれでもかというくらい食べていました。もしかして、自分で育てたらあまり好きじゃない野菜も食べるのではないか、と思い、今年は子供に選ばせることにしました。その結果、今はニンジンとエンドウを育てています。エンドウとは、中々渋い選択ですね。
 ストレスを感じることも多い仕事ですが、日々成長していく野菜を見ていると、多少和らぐような気もします。収穫の時と、それを子供が沢山食べることを楽しみに、今日も帰って世話をします。

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(弁護士 伊藤敬文)

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柏餅の季節に思い出すこと

  5月の連休前に、柏餅を買ってきました。端午の節句も近く、わが家の庭にも青い花がたくさん咲き始めています。
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 司法試験の受験生時代に、大学図書館で一緒に勉強しているちょっとホンワカした純真な後輩をダマそうと、おひな祭りの頃から何人かで計画をめぐらしたことがありました。端午の節句に、彼に柏餅の葉っぱを食べさせようという作戦です。「桜餅も柏餅も、季節ものだから、葉っぱも一緒に食べるのが通なんだよ」などと、おひな祭りに桜餅を桜の葉も一緒に食べながら、みんなで伏線を張っておいたのです。
 彼は5月の端午の節句には、みんなの期待にしっかりと応えてくれました。「柏は桜の葉っぱよりも少し固いですねぇ」と言いつつ、柏餅を葉っぱごと食べてしまいました。回りのみんなは涙が出るほどの大笑いです。
 そんな彼も、まもなく司法試験に合格し、弁護士になりました。学究肌でしたので、理論的に鋭い弁護士になるだろうとは思っていましたが、彼は経営的にも素晴らしい手腕を発揮して、現在では地方でイソ弁を6人も抱える大事務所を経営する弁護士になっているのです。およそ清濁併せ吞むなどという感じとは遠い彼ですので、本来の才能そのままに、真っ直ぐに大きな存在になったのだと思います。
 いつも、この季節に柏餅を食べるたびに、彼のことを思い出します。
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(弁護士 佐藤裕一)