杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

仙台フェニックス入団のご挨拶

 12月に当事務所に入所して早くも半年近くが経とうとしています。

季節はもうすぐ初夏から仲夏に移り、ジャケットを着ていると暑く感じる日が多くなってきました。
仕事の方は少しずつできることが増えてきたと思う反面、まだ初めてのことだらけで上手く対応できず、事務所の皆さまに助けていただいてばかりです。

 さて、2回目の投稿は、趣味の一つである野球(今回はやる方)について書かせていただきます。

 野球は小学校から始めて、高校では軟式野球部に、大学では草野球サークル(後半幽霊部員)に所属して細々と続けていました。
あまりキャラが立っていないせいか、チーム状況に応じてポジションも次々と変わり、バッテリーを含め一通り経験しました。
しばらくブランクがありましたが、昨年の司法修習中から仙台弁護士会の野球部にお邪魔しており、この度弁護士登録に伴って正式に入部しました。
弁護士会の野球部は、各都道府県弁護士会の野球部が出場する大会が年に1度行われ、理事会も組織されている等、なかなか奥が深いのです。
全国4ブロックに分かれて予選を行い、計8チームが全国大会に駒を進めます。
当会野球部「仙台フェニックス」は、かつて全国大会準優勝経験もある強豪でしたが、最近は東京、札幌等の大都市に苦戦し、5年連続で全国大会出場を逃がしている状況です。
今年は私を含め3名が入部して若い力で部内が(多少)活性化し、指導陣の熱意あるご指導の下、今年こそは全国!と盛り上がっています。
普段は恐縮してしまう年次の離れた先生方と、グランドの上でチームの一員としてプレーできるというのはたいへん楽しいもので、運動不足の体には辛い練習ですが毎週自然と足を運んでしまいます。

 先日は、新潟県弁護士会野球部さんが仙台にいらっしゃり、毎年恒例の交流戦を行いました。
いつもの仙台市内の草野球リーグ戦とは違い、本番さながらの緊張感と高揚感に包まれました。
白戸選手は1試合目に2番セカンドで出場し、2試合目も後半ちょっと出場しました。
結果は2戦とも仙台が勝利しました。
皆さん大当たりで、終始とても良い雰囲気でした。
しかし個人成績はというと、合計6打席中2度出塁したものの1本もまともなヒットが打てず、最終打席に凡退した時はもう泣きそうでした。
それでもせっかく出場機会をいただいているのですから俯いてはいられず、頑張って声を出したつもりでしたが、先輩からは「泣きそうな顔してて野次飛ばせなかったよ」と言われる始末です。
初の新潟交流戦は、個人的にはほろ苦い思い出となりました。

 6月には東京さん、8月には横浜さんと、強豪チームとの交流戦が続きます。
毎週きちんと練習に参加し、初心に返って引き続き精進する所存です。
目指せレギュラー!そしてそれ以上に、どんな形でもチームに貢献できるプレーができればと思っています。
 これからの仙台弁護士会野球部(と白戸選手)の躍進を応援いただけますと幸いです。

※当日の懇親会の配布資料に、先輩が作成された全員の一言紹介が載っていたのですが、私は「何となく岸(楽天)似の次代のスター候補。」とのことでした。
もちろんたいへん喜ばしいことではありますが、果たして似てますでしょうか・・・

(弁護士 白戸祐丞)

弘前の満開の桜

 4月下旬に青森県弘前市を訪れる機会がありました。当事務所ホームページ記載のとおり、弘前市は私の出身地です。
 いうまでもなく弘前の桜は有名であり、全国はもとより世界中から毎年200万人を超える人々が来園するようです。弘前市ホームページによると、弘前公園には樹齢100年を超えるソメイヨシノが400本以上あることに加え、それらの老木が弘前方式と呼ばれる独自の管理方法によりボリュームのある花を咲かせ、お城と桜が見事に融合した景観を生み出している、とのことです。
 弘前に桜前線がやってくるのは毎年4月下旬からであり、弘前さくらまつりは毎年4月下旬~ゴールデンウィーク終わり頃まで開かれています。桜の開花時期とゴールデンウィークとがちょうど重なるとベストなのですが、近年は地球温暖化の影響からか開花時期が早まる傾向にあるようで、ゴールデンウィーク後半にはいわゆる「葉桜祭り」になることもしばしばです。
 今年は御存知のとおり、全国的に桜の開花時期が早まる傾向にありました。弘前の桜も例外ではなく、弘前市の発表によると、4月23日にはソメイヨシノの多くが満開となったようです。そのため、残念ながら今年は、ソメイヨシノが満開となる時期とゴールデンウィークの時期とが完全に重なるのは難しそうです。そんな中、全くの偶然ですが、今年はゴールデンウィーク前に弘前を訪れる機会があり、運良く弘前公園の満開の桜を見ることができました。天気のみならず、カメラの性能とカメラマンの腕が宜しくなかったところですが、少しだけ写真をお見せしたいと思います(なお、今回はお城の撮影はできませんでした)。 

(写真①)f:id:morikyodo_lawoffice:20180506104112j:plain
 西壕です。ここにはボート乗り場もあり、ボートを楽しむこともできます。西壕にかかる橋の上には沢山の方がおり、写真撮影などをしていました。

(写真②)f:id:morikyodo_lawoffice:20180506104303j:plain
 「桜のトンネル」と呼ばれている場所です。通路の左右の桜の木の枝などが通路部分にかかっていることが名前の由来と思われます。桜の散り際に通ると、頭の上を桜の花びらがヒラヒラ舞って風流かもしれません。

(写真③)f:id:morikyodo_lawoffice:20180506104419j:plain 
 出店の様子です。平日だったためか比較的人は少なめでした。本当に混雑している時期だと、まともに歩けないくらいにまで人だらけとなります(なお、写真は一部加工してあります)。

 弘前公園の満開の桜を見るのは本当に久しぶりでした。おそらく十数年ぶりです。高校時代は弘前公園沿いの道がほぼ通学路だったこともあり、当たり前のように満開の桜を見ながら通学していたものですが、今思えばとても有り難いことだったのですね。
 今当たり前に思えることでも、後から振り返ればとても有り難いことに思えるかもしれない。そんなことを改めて感じさせた弘前の桜なのでした。
(弁護士 赤石圭裕)