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杜(MORI)の 四季だより

杜の都、仙台に事務所を構える弁護士法人杜協同の弁護士たちが綴るリレーエッセイ

個人的な夏の恒例行事

弁護士 三橋 要一郎

 今年も、7月下旬に新潟県苗場スキー場で開催された某野外音楽フェスティバル(いわゆる「音楽フェス」。)に行ってきました。

 この音楽フェスは、毎年、金土日の3日間でのべ12万人の観客が集まる、日本でも最大規模の音楽フェスです。3日間、昼前から明け方まで、会場であるだだっ広いスキー場内のあちこちにある自然に囲まれた10を超えるステージで、代わる代わるライブが繰り広げられます。名前からしてロックばかりかと思われがちですが、ソウル、ブルース、ヒップホップ、ジャズ、ファンク、スカ、ワールド、クラブミュージックなどいろんなジャンルの音楽を一度に体験することができ、自分にとってはそれが大きな魅力です。特に、地方にいると、音楽を生で、ライブで聴く機会は極めて限られてしまうため、この3日間は、日頃の音楽不足(?)を解消する年に一度の機会です。また、新しい音楽、新しいアーティストに出会い、日頃聞く音楽のレパートリーを豊かにするきっかけにもなります。 

 大学3年の頃に初めて行って以来、会社員時代、大学院生時代、そして弁護士となった現在まで、ほぼ毎年行き続けているので、もう10年以上になります。期間中はテントでの寝泊まりになりますし(ホテルや民宿もありますが)、梅雨が明けるか明けないかの微妙な時期で、山あいなので天気が変わりやすく、さらには台風が直撃することもあります。逃げ場もないため、雨が続くとまさしく「苦行」になります。辛かった年は、「来年はもう行かない、今年の夏で卒業だ」と思うのですが、自分の中ではすでに夏の恒例行事と化しており、年が明けると辛かったことも忘れ、いつの間にか指折り数えて待ち遠しくしています。結局、7月になり会場に辿り着くと、あぁ夏が来たと実感が湧きます。 

 周りの友人たちはみな順次卒業してしまい、近年はほぼ1人での参加となっています。しかし、あまたある音楽フェスの中ではかなり年齢層が高く、50~60歳位の方も見かけます。他愛ない趣味の1つでしかないかもしれませんが、大人になりきれない自分にとっては未だその魅力は抗えないものがあります。参加するには少なくとも金曜日は仕事のお休みを頂くことになりますが、事務所内でも家庭内でも呆れられつつも「7月下旬?あぁまた苗場ね。」という認識を持ってもらいつつあるので、自分としても先駆者たちを見倣い、少なくとも体力と精神力の続く限り、個人的な夏の恒例行事として参加し続けたいものです。

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(弁護士 三橋 要一郎)

 

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